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「民主主義はカネ」

Category: 中国  
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中国政府が作った米人権報告書「民主主義はカネ」

米国務省が2010年版の人権報告書を発表し、中国の人権状況に深い懸念を示した。世界の190の国・地域が対象。すると、中国政府が米国に関する人権報告書を発表した。犯罪、人種、男女格差、移民など、米国社会のあらゆる問題に言及し、「他国の内政干渉はやめ、自国の状況を改善させるべきだ」と指摘した。

 米国務省は国・地域別の人権報告書を毎年、議会に提出することを義務づけられている。援助や貿易が検討された際の判断材料などとなる。あくまで国内向けの報告書だが、米国の影響力を考えると他国も無視できない。米国が「問題あり」とみなした国とは、付き合いにくいのだ。人権報告書は米国が“上から目線”で論じるような格好になる。中国はそれが気にくわない。


活動家拘束


 米国務省の人権報告書は8日に発表された。中国については、ノーベル平和賞受賞者の劉暁波(りゅうぎょうは)氏(55)が獄中にあることなどに言及し、民主化活動家らの拘束は政府への批判を沈黙させるための弾圧であると批判した。ヒラリー・クリントン国務長官(63)は記者会見で、「状況はさらに悪化しているように見える」と指摘した。

中国政府は、中東・北アフリカでの民主化要求の広がりが、中国に飛び火することを警戒している。国務省によると、活動家らの拘束は今年2月以降、顕著になっており、弁護士、作家、芸術家、知識人らが相次いで拘束された。この中には、著名な芸術家の艾(アイ)未未(ウェイウェイ)氏も含まれる。国務省の担当者は「疑いようもなく悪い状況だ」と述べた。


民主主義はカネ


 中国政府の米人権報告書は11日に発表された。米国の人権状況は次のように説明されている。

 米国では毎年5人に1人が犯罪の被害に遭う。銃規制が緩やかで、銃乱射などの凶悪事件が絶えない。有罪を押しつけられることも少なくなく、DNA鑑定により過去20年で17人の死刑囚を含む266人の冤罪(えんざい)が判明した。失業率は高く、ホームレスは増えている。白人とマイノリティー(人種的少数派)の格差、男女格差は歴然として存在する。また、移民の権利、利益は保障されない。

 米国は「民主主義の先導役」を自称しているが、その民主主義を動かしているのは金である。2010年の中間選挙には39億8000万ドル(約3380億円)を要した。利益団体が金をつぎ込むのである。また、米国はインターネットへの自由なアクセスを主張しているが、それは他国においてであって、自国では(米外交公電などをネットに流出させる)ウィキリークスをなんとかしようと躍起になっているのだ。

米国主導のアフガニスタン戦争、イラク戦争では多数の民間人の犠牲者が出た。また、米国の「テロとの戦い」には、不当な拘束と虐待の疑いがつきまとう。


人権利用の覇権主義


 引用には、AP通信やニューヨーク・タイムズ、ピュー・リサーチ・センター、国連報告書など、出典がきちんと明示されている。中国政府に指摘されなくとも知られた話ばかりだともいえる。報告書は「自国の人権状況を改善させるための具体的な行動をとるよう米国政府に助言する。人権を利用して内政干渉する覇権主義的な行為はやめるべきだ」と指摘した。

 中国政府は、中国の人権状況に懸念を表明した米国務省の報告書に反論したわけでなかった。自分のことは棚に上げて米国を攻撃した、あるいは、勝手なことをしているのはお互いさまだだと呼びかけたのである。

(編集委員 内畠嗣雅(うちはた・つぐまさ)/SANKEI EXPRESS)


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