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放射線の影響、孫の代まで マウスの生殖細胞に異常

Category: 原爆  
放射線の影響、孫の代まで マウスの生殖細胞に異常【ワシントン6日共同】放射線によって起こる生殖細胞異常の発生率は、放射線を浴びなかった子や孫でも、被ばくした親と同様に高くなることを、英国レスター大のグループがマウスを使った動物実験で突き止め、7日付の米科学アカデミー紀要に発表した。放射線被ばくによる先天異常発生の可能性が、後の世代にまで引き継がれることを示す結果で、グループは「人間への被ばくの影響を考える上で、重要な結果だ」と指摘した。グループは、生物に与える影響の大きい中性子線と、比較的影響の少ないエックス線をマウスに照射。生まれた子を、放射線を浴びていないマウスに交配、生まれた子(孫)を、被ばくしていないマウスと再び掛け合わせた。そこで、子や孫の精子などの生殖細胞の特定の遺伝子領域に発生する異常の率を調べた。異常の発生率は、放射線の種類とほとんど関係なく上昇。孫マウスでも、放射線を浴びていないマウスのほぼ3倍になっていることが判明。放射線の影響が、被ばくをした親やその子供だけでなく、少なくとも次の世代の生殖細胞にまで伝わることが分かった。グループは「生殖細胞の異常が何世代にも及ぶことは、被ばくによる先天異常発生のリスクが、これまで考えられていた以上に大きいことを示唆している」としている。(共同通信 2002/05/07) 原爆の影響「想像絶する」 赤十字の機密報告書判明【ジュネーブ15日共同=藤井靖】赤十字国際委員会(ICRC)の駐日代表部職員だった故フリッツ・ビルフィンガー氏が1945年8月30日、原爆投下後の広島を視察、「病院での状況は想像を絶する」と当時の惨状を克明に記し、核兵器の使用禁止を訴えた機密報告書などがICRC本部(ジュネーブ)文書館に保管されていることが15日までに明らかになった。外国や国際機関による原爆の影響調査は、同年9月9日に広島入りした米戦略爆撃調査団と故マルセル・ジュノーICRC駐日代表の報告が知られているが、これに先立って広島を視察したビルフィンガー氏の報告は昨年までICRCの機密指定が続くなどし、存在そのものが一般には知られていなかった。一連の文書のうち、8月30日付で「包帯などが大量に必要」とジュノー代表に訴えた緊急電報は、戦略爆撃調査団が広島入りした際、計12トンの救援物資を届ける原動力となった。機密報告書や電報の写しはこのほど、日本赤十字社経由でICRC本部から広島の原爆資料館に届けられた。資料館は今年の資料展での展示を検討する。 8月30日付の電報は、広島の状況について「筆舌に尽くしがたい」「病院にはなお、推定で10万人以上がいる」とした上で、代表が連合国軍と交渉し、大量の医薬品を広島に送るよう求めた。これを受けてジュノー代表が連合国軍との交渉を開始。戦略爆撃調査団の広島入りに合わせて12トンの救援物資を送り、米軍ではなくICRCの管理下で物資を配給することで合意した。またビルフィンガー氏がICRCを離れる直前の45年10月24日付で本部にあてた機密報告書は、本文が13ページ。爆心地や病院を訪問した際の様子が中心で「被爆者は髪が抜け落ちているほか、高熱、下痢などにさいなまされている」「患者に巻かれた包帯は古く、うみがいっぱいたまっている」などと記した。報告書は、原爆の殺傷能力は他の兵器と比べものにならないと指摘。ICRCが、核兵器の使用禁止に向けた運動を起こすよう提言した。 ビルフィンガー文書の要旨 【ジュネーブ15日共同】フリッツ・ビルフィンガー氏がまとめた文書の要旨は次の通り。 ▽マルセル・ジュノー赤十字国際委員会(ICRC)駐日代表あて電報(1945年8月30日付)市の80%が吹き飛んだように見える。筆舌に尽くしがたい。多くの被爆者はいったん回復した後で、病状が再び急変している。病院にはなお、推定で10万人以上がおり、包帯や医薬品が深刻に不足している。連合国軍司令部に対し(救援物資の)空中投下を訴えてほしい。すぐに行動を起こすことが極めて望ましい。医療調査団も派遣してほしい。 ▽ジュノー駐日代表あて書簡(8月31日付)広島で1日半、過ごした。一生、忘れることはないだろう。私の(30日付の)電報は受け取ったと思う。(内容は)決して誇張ではない。あなた自身、できるだけ早い時期にここに来て、自分の目で確かめるよう強く進言する。多くの被爆者は治療が受けられず、身体の大部分がやけどで覆われ、傷口にはハエがたかっている。 ▽ICRC本部あて機密報告書(10月24日付) 8月30日、市内を視察した。爆撃の被害は、爆風と放射線、そして熱による。爆心地から半径2キロ以内は完全に破壊され、同6キロ以内は家屋が大破、10キロ離れた地点でも被害が確認された。被爆者は皮膚に斑点ができ、頭髪を失い、高熱や下痢に苦しんだ末、数日以内に死亡した。爆心地の近くにいた被爆者は焼き尽くされ、身元を特定できない。被爆者の治療に当たるべき医療スタッフや看護婦は、悲劇的なまでに不足している。病院での状況は想像を絶する。患者はコンクリートの床に寝かされ、畳の上の人はわずかしかいない。患者に巻かれた包帯は古く、うみがいっぱいたまっている。原爆の影響は、毒ガスも含めた既知の兵器をはるかに上回る。ICRCは、核エネルギーの管理に関する国際的な議論に参加し、破壊的な力を持つ核(兵器)を非合法化するために影響力を行使するべきだ。(共同通信 2002/06/15) 被爆者救援「陰の功労者」 ビルフィンガー氏【ジュネーブ15日共同】原爆投下直後の1945年8月末に広島入りし、原爆の惨状を伝えた赤十字国際委員会(ICRC)駐日代表部の故フリッツ・ビルフィンガー氏。日本でもほとんど無名だが、同氏が打った電報がなければ、直後の連合国軍の救援物資は届かなかったとされる。被災者支援で「陰の功労者」ともいえる存在だ。スイス・チューリヒに在住の妻インゲさん(89)によると、ビルフィンガー氏は44年9月、ICRCから申し入れがあった駐日代表部職の要請を2つ返事で引き受けた。上海での仕事を放り出して混乱の日本に赴任するのはリスクがあったが、インゲさんは「夫は(人道問題については)理想主義者だった」と語る。原爆の惨状を目の当たりにしたのは、まったくの偶然だった。駐日代表部は終戦後、連合国軍捕虜の解放を手掛けるため日本各地7カ所に職員を派遣した。たまたま広島を担当したのがビルフィンガー氏だった。だが原爆の傷跡を目撃し、広島の訪問は当初の目的から大きく変質した。市内を視察した8月30日のうちに救援物資を求める緊急電報を故マルセル・ジュノーICRC駐日代表に送り、翌31日には「(視察の経験は)一生忘れることがないだろう」との書簡を代表に送っている。広島の原爆についての著作もあるジュノー代表と比べ、ビルフィンガー氏は「広島」を公表しようとしなかった。同年10月にまとめた報告書でも、自ら「機密かつ非公式報告」として取り扱うよう求めた。インゲさんにも多くを語らなかった。しかし長い夫婦生活の中で何度か「原爆は2度と落としてはならない」と話したという。 大川四郎・愛知大学法学部助教授(法制史)の話 赤十字国際委員会(ICRC)と広島の関係では、マルセル・ジュノー駐日代表の救援活動が知られているが、ビルフィンガー氏の存在はジュノー氏の著書でもわずかしか登場しない。2人の間で個人的なあつれきがあったからだと思われるが、ビルフィンガー氏の働き掛けがなければ、救援物資は届くことはなかった。その意味で日本、特に広島にとっては無視できない存在であり、さらに知るべき価値がある。 ビルフィンガー氏略歴 フリッツ・ビルフィンガー氏 1901年スイス・チューリヒ生まれ。チューリヒ工科大卒業後、アルミニウム大手のアルキャンに就職。同社上海事業所の責任者だった44年9月、赤十字国際委員会(ICRC)の依頼でICRC駐日代表部職員に。45年8月、広島に派遣され、原爆の惨状を視察。同年10月にICRCを辞任後はアルキャンの極東地域担当副社長などを務めた。93年死去。(ジュネーブ共同)(共同通信 2002/06/15) 被爆直後の報告を初公開 広島の原爆資料館で赤十字国際委員会(ICRC)駐日代表職員として、被爆直後の広島を訪れた故フリッツ・ビルフィンガー氏が、当時の惨状を克明に記し、ICRCの駐日代表だった故マルセル・ジュノー氏に送った電報や報告書の写しなどが16日、広島市中区の平和記念公園内にある原爆資料館で初めて一般に公開された。「広島の惨状」と題したジュノー氏の報告書などの写しも公開された。ビルフィンガー氏が、1945年8月30日付で送った電報は「病院の状況は想像を絶する。病院にはなお、推定で10万人以上がいる」と伝え、「包帯や医薬品が深刻に不足している」と訴えて、ジュノー氏が広島に医薬品を届けるきっかけとなった。ビルフィンガー氏の報告書などは、昨年までICRCの機密指定が続くなどしていたが、このほどICRCから同資料館に送られた。 16日はジュノー氏の功績をしのび、平和記念公園内のジュノー碑前でジュノー記念祭が開かれ、被爆者ら約300人が出席。電報などは記念祭に併せて公開された。(共同通信 2002/06/16)
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