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首相「私も諦めない」 なでしこ活躍を“政治利用”

Category: 政治  

首相「私も諦めない」 なでしこ活躍を“政治利用”

菅直人首相は19日の衆院予算委員会で東日本大震災のがれき処理に関し、被災自治体の一時的な費用負担も求めず、当初から国が全額負担できるかどうか検討すると表明した。しかし、野党側は震災から4カ月が過ぎてもがれき処理や義援金の配分が遅々として進まない実態を指摘し、政府の対応の鈍さを追及。責任は重大だとして早期退陣を求めたが、首相はサッカー女子ワールドカップ(W杯)で優勝した「なでしこジャパン」にあやかり「私も諦めないで頑張りたい」と政権維持への意気込みを示した。(岡田浩明)



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復旧の遅れは認める


 「自治体が一時的でも負担しなければならないことで、がれき処理が進んでいないとすれば本来の姿ではない」

 首相は、公明党の江田康幸氏ががれき処理に関し、市町村にいったん費用負担を求め後から国が補填(ほてん)する方式が遅れを招いていると指摘すると、自治体に仮払いをさせない形も含め検討する考えを示した。当初から国が全額負担するよう求める自民、公明両党に歩み寄りの姿勢を見せた形だ。

 また、自民党の茂木敏充氏が平成23年度第1次補正予算に含まれるがれき処理費3626億円のうち、被災自治体への支払いが5千万円にとどまっている点を追及すると、首相は「環境省からもう一度よく話を聞いてしっかりと執行が進むよう指示したい」と述べ、遅れを認めた。


茂木氏は被災地で甚大な被害を受けた公立学校(2300校)の復旧事業として、962億円が1次補正予算に計上されたものの、いまだに「執行ゼロ」の現状も批判。このほか自民党は2次補正予算案に全半壊した鉄道や病院の復旧費が盛り込まれていない点もただしたが、細川律夫厚生労働相らは「3次補正で手当てをする」と先送り発言を連発した。

 業を煮やした小里泰弘氏は、自民党が政府に病院の復旧事業を2次補正で措置するよう要望したものの、厚労省から「首相の指示で2次補正は原子力と二重ローンのみとなり、3次補正で組み込む」と回答してきたことを“暴露”し、「首相の指示で復旧が遅れ、震災対策の邪魔をしている」と断言した。

 「被災地はもう諦めの雰囲気すら漂っている。首相の責任は非常に重い」「首相から3次補正の話は聞きたくない」

 質問者からは早期退陣を求める声が続出したが、首相は「なでしこジャパン」の活躍を「政治利用」(民主党幹部)して、延命への意欲をみせた。


アドバイス「ないです」


 首相は予算委の合間を縫って「なでしこジャパン」メンバーと官邸で面会。MVPに輝いた沢穂希(ほまれ)主将に対し「チームをうまくまとめ上げたのはさすがの力量だ。今から勉強して間に合うかどうか分からないが学びたい」と持ち上げた。

 沢主将は面会後、記者団から首相へのアドバイスを求められると、苦笑しながら「ないです」と即答。佐々木則夫監督は「大変なときなのでぜひ頑張っていただきたい」と首相に温かいエールを送った。

 延命のためにはなでしこも引き合いに出す首相とは対照的に19日午後、国会内で開かれた民主党役員会を終えた仙谷由人代表代行(官房副長官)は、節電で真っ暗な廊下を歩きながら「暗いよ」とポツリ。そばにいた輿石東(こしいし・あずま)参院議員会長もぼやいた。

 「民主党の現状だな」


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110720/plc11072010020012-n1.htm



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