中国軍首脳が外交的非礼? 韓国相手に米国を批判
中国軍首脳が外交的非礼? 韓国相手に米国を批判
【ソウル=黒田勝弘】中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長が中国訪問中の金寛鎮・韓国国防相との会談に際し、台湾問題や南沙諸島問題などに関して長々と米国非難を展開したことから、韓国では“外交的非礼”と強い批判の声が出ている。
韓国各紙が15日、北京発で伝えたもので、陳総参謀長は14日、釣魚台で金国防相との会談に先立ち、冒頭の公開のあいさつの場面で米国を「覇権主義の象徴」と言い、約15分にわたって一方的に米国非難をぶったという。
報道によると陳総参謀長は、先のマレン米統合参謀本部議長の訪中に触れながら「もし米国が台湾に武器を売った後だったらマレン議長は訪中できなかったはずだ。台湾への武器売却は米中関係に悪影響をあたえるだろう」と語った。
また南沙(英語名スプラトリー)諸島についても米国とベトナム、フィリピンの軍事演習を非難し「周辺国で主導的に解決できる。米国の介入はさらに多くの困難をもたらす」と述べた。
さらに「米国は他国にああしろこうしろと言うが、他国がそういっても米国は聞かない。韓国が米国にあまりモノをいえない事情は分かる。米国人と問題を討議する時は困難が多い。韓国も米国とは同盟国だがそう感じるだろう」などと語ったという。
韓国紙によると、金国防相を前にしての陳総参謀長の発言の内容はほとんどが米国批判だったという。
2国間の会談で、しかも公開の場で第三国に対する一方的な批判はきわめて異例。各紙は「韓国無視であり、外交的には大きな非礼」と一斉に中国を批判している。
金寛鎮国防相は韓中国防相会談のため中国を訪問。14日には習近平副主席とも会い、15日は梁光烈国防相との会談に臨んだ。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110715/kor11071522470004-n1.htm
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