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今日ボクが見た風景

権力に溺れたナルシシズム「百害あって一利なし」

Category: 日本の病原  

首相は「百害あって一利なし」

2011.7.6

どこまで続くぬかるみぞ-。松本龍震災復興担当相の辞任で、ただでさえ遅れている東日本大震災の復旧・復興はさらなる遅滞が懸念される。被災地が菅直人首相に向ける視線も険しさを増すが、首相は周囲の諫言(かんげん)にも国民の批判にも耳を貸さない。権力を私物化したあしき首相の実例として、望み通り「歴史に名を残す」ことだろう。

 「百害あって一利なし」

 民主党国対役員室に一時期、退陣表明後も居座り続ける首相を揶(や)揄(ゆ)するこんな「書」が張り出された。仙谷由人官房副長官の自筆だとされるが、首相の実態を端的に表している。

 振り返ってみてほしい。昨年6月の菅政権発足以降、国家国民にとって歓迎すべきことがどれほどあっただろうか。

 「市民派は自分たちが好きなことはやるけれども嫌いなことはやらない」

 市民運動家出身の首相は、かつて雑誌インタビューでこう自己分析している。首相就任後もその通り、好き勝手に振る舞ってきた。

 消費税増税、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、熟議の国会、クリーンな政治の実現…と次々に手を出しては言いっ放し。財政危機を強く訴えていたにもかかわらず、平成23年度予算は一般会計が92兆円と、過去最大を更新した矛盾も気にしない。


今年1月に「政治生命を懸ける」と大見えを切った税と社会保障の一体改革も、財源とする消費税引き上げの時期はあいまいで、閣議決定も見送った。

 外交面でも中国漁船衝突事件、ロシア大統領の北方領土訪問、韓国閣僚の竹島訪問…と失態続き。米国の世論調査でも、「アジアで最も重要なパートナー」の座を中国に奪われた。

 大震災発生時には福島第1原発事故への対応しか頭になく、「被災者支援は10日遅れた」(省庁幹部)。その原発事故対応でも、6月の国際原子力機関(IAEA)報告書で、何でも報告を求める首相の姿勢が「いたずらに時間が浪費された」と批判されている。

 それでいて保身だけにはたけ、「一定のめど」という「詐欺まがい」(鳩山由紀夫前首相)の手口で国民も民主党議員もけむに巻く。国民への説明責任からは逃げ続け、松本氏辞任についても口をつぐむ。

 「小学生が宿題をしない理由として『一定のめどがついたら』と言っている」

 6月28日の党両院議員総会で阪口直人衆院議員はこう指摘した。もはや菅政治の弊害は経済、外交、教育と日本社会全体に蔓(まん)延(えん)している。まさに「百害あって一利なし」であり、何の成果も実績もない。だから、何か成果を挙げるまで政権を維持したいのだろうが、執着心がさらに弊害を生む悪循環に陥っている。


 「権力をかさに着た成り上がり者の大言壮語や、権力に溺れたナルシシズム、ようするに権力崇拝ほど、政治の力を堕落させゆがめるものはない」

 これはドイツの社会学者、ウェーバーが100年近く前に述べた言葉だ。今の首相の姿を予言したかのように思えてならない。(阿比留瑠比)


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110706/plc11070601300001-n1.htm



今日ボクが見た風景



【政論】「裸のペテン師」菅直人首相 
人間性だけは首尾一貫 師・市川房枝氏も不信の目… 
2011.6.30


ギリシャ神話のミダス王は触れるもの全てを黄金に変えた。菅直人首相は接する者全てを敵に変える。これもまた特異な能力だと言えよう。敵は野党だけにとどまらない。閣僚も民主党執行部も公然と居座りを批判する。各種世論調査では国民の8割が早期退陣を求めている。

 かくも人心は離れているが、首相は一向に意に介さない。それどころか28日の民主党両院議員総会では聞かれてもいないのにこう言った。

 「エネルギー政策をどのような方向に持っていくかが、次期国政選挙で最大の争点になる」

 「脱原発」を掲げて衆院を解散する可能性をにおわし、「菅降ろし」を牽制(けんせい)したのか。29日、首相官邸で記者団に「脱原発解散の考えは?」と声をかけられた際も思わせぶりに首をかしげてみせた。さすが、幼いころから「口から生まれてきた」と呼ばれてきただけのことはある。

 とはいえ、「手柄は自分がとりましょう、汗は他人にかかせましょう」という政治手法は相変わらずだ。安全確認済みの原発の再稼働については海江田万里経済産業相にすべて押しつけ、自らが関わろうとしない。


27日夜に久しぶりに開いた記者会見でも、原発を抱える自治体に自ら赴き、説明する考えがあるのかどうかを問われたが、一切答えなかった。「再生エネルギー推進派」というイメージを損ねたくないのだろう。

 首相の念頭には、小泉純一郎元首相による郵政解散があるとみられる。このままでは8月中に退陣に追い込まれる公算が大きいが、イチかバチか解散して勝利すればさらなる延命の道が開けるからだ。

 それならばシングルイシューを世に問うに限る。「当面の原発存続はやむをえない」との意見が多い自民党を「原発利権にむらがる抵抗勢力」と位置付け、再生エネルギー推進を「錦の御旗」に掲げれば勝てる。そう踏んでいるのではないか。

 ちょっと待ってほしい。首相はかつて雑誌のインタビューで小泉氏の郵政解散をこう批判したのをお忘れか。

 「(現代社会の)不安を誰かを悪者にすることで解消しようとしたり、悪者を作り上げて叩きたいという衝動がある。この衝動に悪のりする政治家は本来民主主義政治のリーダーとしては不適格です」


原発事故でも、解散権でも、保身に利用できるものは何でも使う。仲間であろうと平気で踏み台にし、言行不一致など気にしない。そんな政治手法はもはや見透かされている。首相の卑しくも哀れな姿を公明党の山口那津男代表が見事に言い表した。

 「裸のペテン師だ!」

 首相はこれまで自己紹介する度に、婦人運動家、市川房枝元参院議員を「政治の師」と仰ぎ、市川氏の選挙活動を手伝ったことを「政治活動の原点」だと振り返ってきた。14日の参院東日本大震災復興特別委員会でも「私は昭和51年のロッキード事件のとき、初めて無所属で衆院に立候補した」と語り、市民派をそれとなく強調した。

 では、菅氏の初選挙について市川氏はどう見ていたか。実は著書「私の国会報告」にこう記している。

 「選挙が始まると(菅氏は)私の名前をいたる所で使い、私の選挙の際カンパをくれた人たちの名簿を持っていたらしく、その人達にカンパや選挙運動への協力を要請強要した」

 市川氏の秘書だった紀平悌子元参院議員は、首相が東工大の学生運動のリーダーだった頃、警視庁警備第1課長として捜査していた初代内閣安全保障室長の佐々淳行氏の実姉に当たる。

 あるとき、佐々氏が姉に「市川さんは菅氏を評価しているのか」と聞くと、姉は冷ややかにこう言ったという。

 「何を言っているの! 市川さんは『菅はよくない』と本当に怒っているわ」

 首相の政策や政治方針は常に揺れ動いているが、その人間性だけは一貫してぶれていない。(阿比留瑠比)



http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110630/plc11063013290008-n1.htm




「死して屍拾う者なし…」 証明された「誠意なき」首相

2011.6.4

「政治家の秘訣(ひけつ)は、ほかにはないのだよ。ただ誠心誠意の四字しかないよ。伊藤(博文)さんは、この政治家の秘訣を知らない」

 勝海舟は明治29年5月、倒れる直前の第2次伊藤博文内閣に引導を渡す際にこう語った。明治は遠くなりにけり。

 4日で首相指名から1年を迎える菅直人首相は、国民の批判に耳をふさぎ「やるやる詐欺」ならぬ「辞める辞める詐欺」を働き、その地位にかじりついている。明治の元勲にさえ苦言を呈した勝海舟がこの姿を見たら何と言うだろうか。

 首相は3日の閣僚懇談会で、2日の内閣不信任決議案採決直前に鳩山由紀夫前首相と交わした退陣の約束をあっさり否定した。

 「自分と鳩山氏の会話は確認文書に書いてある通りだ。それ以外のことは一切話をしていない」

 これを信じた閣僚はいないだろう。現に鳩山氏は首相を「ペテン師」呼ばわりして激怒している。

 不信任案可決の公算が大きくなった1日深夜から首相周辺は「民主党代議士会で首相が辞意を表明する」という情報を複数のルートを通じて流した。

 実際には「一定のめどがついた段階で若い世代に責任を引き継ぎたい」とあいまいな表現で退陣をほのめかしただけだったが、多くの民主党議員はあらかじめ「退陣」の2文字が頭にすりこまれていたために真に受けた。こうやって造反の芽を摘み、不信任決議案を否決した途端に「福島第1原発が冷温停止になるのが一定のめどだ」と来年1月までの続投を表明した。


 そこに「誠意」の「せ」の字もない。卑怯(ひきょう)で姑息(こそく)と言わずに何というのか。

 首相が愚弄したのは首相の延命に手を貸すピエロを演じた鳩山氏だけではない。首相の意思を尊重し不信任決議案に反対票を投じた党所属議員、そしてその背後にいる有権者も等しくこけにしたのである。

 勝海舟は「世の中に無神経ほど強いものはない」とも述べたが、首相の恐ろしさは特にやりたいことがない空虚さにある。

 小泉純一郎元首相は郵政民営化に執念を燃やした。鳩山氏でさえ意味不明ながら「友愛社会の実現」など政治理念があった。ところが、首相にはそれが全くない。だから国会で法案が通らず政策を実現できなくても、外国首脳にいくら「空手形」を切っても、へっちゃら。ただ、一日でも長く首相の座に居座ることができれば満足なのだ。

 首相はこれまで与野党議員に何と指摘されてきたか。「心がない」「誠がない」「信がない」-。今回の居直りは、これらの言葉が嘘でも誇張でもなかったことを証明した。

 不信任案提出をめぐり、多くのメディアは「大震災からの復興を前に首相を代えている場合か」「政局ごっこに興じる暇はない」というトーンで報じた。

 だが、これは「首相なんて誰がやっても同じだ」という政治的ニヒリズムにとらわれた見方であり、必ずしも正しくない。国家的危機に直面したならば、やはり無能な指導者は排除すべきだろう。まして「一定のめど」がつけば退陣せざるをえない首相が、復旧・復興や原発事故で「一定のめど」をつけようとするわけがないではないか。


 震災発生まもない3月中旬、民主党幹部が首相に歴代首相経験者を回って知恵を請い、協力を仰ぐべきだと進言したところ、首相はこう言い放った。

 「今さらおれが頭を下げるのか。小泉、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎なんかに『知恵を借りたい』と言わなきゃならないのか!」

 表で野党に協力を呼びかけつつ、本音では与野党協力よりも自分のプライドを優先させる。そこに政治による救済を待ち望む被災者への視点はない。

 首相に退陣を迫る与野党議員に政治的思惑があるのは間違いないが、それだけではない。良心と道理に従えば首相にくみすることができない。お天道さまが許さない。そう素直に考えた議員は少なくない。

 「よく『心がない』とか『信がない』とか言われるが、私なりに言葉には責任を持ってきたつもりだ」

 首相は3日の参院予算委員会でこう語ったが、与野党ともにあきれたように無反応だった。こうまで人心が離れた指導者の行く末はどうなるのか。国会中継を見つめる私の脳裏に時代劇「大江戸捜査網」のナレーションが流れ続けた。使命に徹した隠密同心に首相を重ねては失礼ながら。

 「死して屍(しかばね)拾う者なし、死して屍拾う者なし…」

    (阿比留瑠比)


http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110604/plc11060401310001-n1.htm

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