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今日ボクが見た風景

東山紀之「侍の血を引いているから」 鍛え抜かれた肉体で武士を表現

Category: ブログ  
東山紀之「侍の血を引いているから」 鍛え抜かれた肉体で武士を表現
2011.7.2 18:00

 座右の銘は「終始一貫」。始めたことは、最後までやり遂げる-。ブレない心、ストイックさは、まるで武士。「そうありたい。僕らは侍の血を引いているんですから」。涼しげな目元を緩め、笑顔を見せた。

 主演した映画は藤沢周平原作の「小川の辺(ほとり)」。海坂藩士で戌井家の家長である朔之助を演じた。卓越した剣の遣い手ゆえ、脱藩した旧友で妹の夫を討伐する藩命を受ける。

 藤沢作品は映画「山桜」に次ぐ2度目。「精神性が重要。普段から清く正しい生活を送っていないと先生の作品のキャラクターは出せない」。山形での撮影時も宿舎に直帰し、室内で読書などをして過ごした。


■  ■  ■


 上半身裸になる場面もあり、体で武士を表現しようと肉体改造を行った。普段から毎日腹筋運動を千回、1カ月で100キロを走り、体脂肪率は10%以下をキープしている。その上さらに磨きをかけた。

 腹筋運動は、体重90キロのスタッフに勢いをつけて腹の上に乗ってもらう運動を加えた。近年通うボクシングのトレーナーの指示のもと、減量とトレーニングも。対決シーンの3週間前から、極力水分をとらず、3日前からは一滴も飲まない。試合前のボクサーのように体をしぼった。

 「生死をかけた戦いは、研ぎ澄まされた感性と肉体が絶対に必要。飢えた感じも役柄のプラスになった」

 対決場面は真剣勝負のリアリティーを追求し、殺陣の段取りを細かく決めずに実施。わき上がる思いに泣きそうになった。そして対決後、台本にはない行動がとっさに出てきた。「究極に集中して踊っていると、思ってもいない動きができるときがあるんですが、芝居でもそれがあると再認識しました」

 ロケ地の山形は東日本大震災の被害に遭った。今作の公開に向け、再び現地や近県を訪れた。「震災に負けない日本人の誇り、魂の強さを感じた。この作品には、日本人への教示がよく出ていると思います」


ジャニーズ事務所で初めて本格時代劇に取り組んだ。「松方(弘樹)さんなくして僕はない」。昭和62年の初共演以降、松方に刀のつけ方や帯の位置など時代劇の基本を教えてもらった。職人気質(かたぎ)の人が多い京都の撮影所でも関係者に愛される。「真摯(しんし)に向かえばちゃんと接してくださる」。まじめな取り組みが、後輩の道も切り拓いた。

 先輩や後輩、ファンに恥じない自分でありたいと願う。己を律する44歳。「進化の速度は遅くなったけど、一生懸命やると体が応えてくれる」と胸を張る。

 時代劇の魅力は「男」を表現できることと考える。将来、演じたい役柄は、織田信長と大石内蔵助。「皆さんの確固たるイメージがあるから、それを超えたいという気持ちがあるんです」。守るべき家族ができた先駆者は、常に自分自身と戦い続ける。(文・橋本奈実)


ひがしやま・のりゆき


 昭和41年、神奈川県生まれ。60年、アイドルグループ、少年隊の一員として「仮面舞踏会」でレコードデビュー。役者としても幅広い分野で活躍し、平成5年「琉球の風」で、ジャニーズ事務所所属タレント初の大河ドラマ主演を務めた。近年の主演作は、テレビドラマ「必殺仕事人」シリーズ(平成19、21、22年)。映画「山桜」(20年)、舞台「ミシマダブル」(23年)など。妻は、女優の木村佳乃。

 映画「小川の辺」は7月2日から、梅田ブルク7ほかで公開。

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