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今日ボクが見た風景

中国で販売しているという妊娠を防ぐ薬

Category: 日本国民の心得  
外来で、海外の薬をインターネットで個人輸入という形で購入し服用している患者さんを時々見かけます。それらの薬の中には、日本で認可されていなかったり、認可されていても日本と異なる取り扱いを受けたりしているものがあります。

 わりと頻繁に目にしたのは、中国で販売しているという妊娠を防ぐ薬です。恐らくピルの類だと思うのですが、患者さんにパッケージを見せてもらっても、難しい漢字で書いてあるのでよく分かりません。

 日本に住んでいる中国の方が持ってくることが多かったのですが、一度だけ日本人の患者さんが同じお薬を持ってきたことがあります。

 その患者さんは「中国人の友達にもらったが、やっぱり怖くなったので先生に聞いてから飲むことにします」と、飲んでもいいかを僕に尋ねました。英語ならまだしも、中国語で書かれた説明は僕も理解できなかったので、とりあえず飲むのは止めていただきました。

 個人輸入などで流通する薬の中には粗悪な偽物が混ざっていることが多いようです。そうした薬を飲むことで肝臓の機能が悪くなり、入院したり死亡したりした例もあります。

 「中絶をする薬」も個人輸入され、勝手に使われているようです。子宮を収縮させる薬なのか、ホルモン剤なのか、あるいは抗がん剤の類なのか分かりません。実際に効果があったかどうかは知りませんが、医師の指示を受けずにこうした薬を使うのはとても危険です。

 もちろん、僕らもこうした薬を適当に処方しているわけではなく、妊娠の状況によって使い分けています。もし間違った使い方をすれば、命にかかわることもあるのです。

 最近は妊娠しているかどうかを調べる薬を薬局でも買うことができます。ただ、例えば子宮外妊娠でも妊娠反応が陽性になります。自己判断で薬を使うのではなく、必ず医療機関に相談してください。


(産科医・ブロガー 田村正明)

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