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今日ボクが見た風景

鎖国したいという欲求にかられる

Category: 日本国民の心得  

「日本人はなぜ世界から尊敬され続けるのか」 黄文雄

ネットの「大紀元日本」で有名な評論家の黄文雄氏ですが、ネットの記事を読んでも、彼が如何に中国が嫌いで日本が好きなのか分かります。

黄氏は、その著書、『日本人よ、自分の国に誇りを持ちなさい』の60Pでは、アメリカに住む友人からアメリカに住むよう誘われても、日本にいるのが一番いいと言われています。

日本を出ることが嫌で、海外に出ても一週間以内に戻ってしまうといいます。
それは、日本人の「他人を思いやる」文化に依るところが大きく、日本人は他人のために個を滅することを厭わないという類稀なる気質に、自分を含めた世界の人々が惹かれるのだと述べられています。

それほど、日本びいきの黄氏ですが、この著書には、よくぞこれだけ集めたなぁと思うくらい、古代から現代に至る迄、著名な外国人が日本人を褒めた言葉を、読んでいる方が嬉しさを通り越して、気恥ずかしくなるくらいに羅列してあります。

にも関わらず、やはり読んでしまうのは、「日本人論」が大好きな多くの日本人の一人だからでしょうか!?

日本人の冷静さ、忍耐強さ、秩序正しさ、不幸な出来事に対して不満を漏らさず、粛々と対処する姿は、いつのものだろうか。

それを検証したのが本書である。
日本人が今回の東日本大震災で見せた美しい気質は、驚くことにすでに『魏志倭人伝』のこらから、海外に伝えられていたのである。

2000年前から戦後に至る迄、日本を訪れた外国人の多くが、日本人の実直な性格、正直さ、忍耐強さ、勤勉さ、美的センスを絶賛してきた。
本書はそれらの記録、見聞を丹念に集め、検証したものである。

海外から日本人がどのように見られてきたか、それを知ることはとりもなおさず、「日本人とはなにか」を考察することでもある。
本書には、日本人が知らない「外国人から見た日本人」について、多くの紙面を費やした。

「はじめに」より中略


では、その3世紀末に書かれたという「魏志倭人伝」に、日本人はどう書かれていたのでしょうか?


「夫人淫(いん)せず、妬忌(とき)せず、盗窃(とうせつ)せず、訴訟(そうしょう)少なし」

(「魏志倭人伝」)



聖徳太子が「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す」という有名な酷暑を送ったことが記されている『隋書(ずいしょ)』東夷伝にも、日本人は文明度が高く「人、すこぶるテンセイにして、訴訟希に、盗賊少なし」=物静かで争わず盗人も少ない、「性質直にして雅風有り」=性格は素直で上品なところがある、と書かれています。

「もしこの人口多く聡明で抜け目がない、模倣の上手な、思慮深く勤勉でどんなことでも出来る国民の上に、我がピュートル大帝ほどの偉大な王者が君臨すれば、日本が内蔵している能力と財宝によって、その王者は多年を要せずして、日本を全東洋に君臨する国家に仕上げるであろう」

ワシーリィ・ミハイルヴィチ、ゴローニン(1776~1831)

この文章は『日本俘虜実記』に書かれたものです。
1816年に出版され、鎖国日本に関する貴重な情報としてヨーロッパ各国語に翻訳されて、広く読まれました。

著者ゴローニンは1776年生まれで、6歳から近衛師団に入り、海軍少尉となります。
1914年4月、海軍大臣から南千島列島沿岸の測量を命ぜられましたが、航海中に食糧、飲料水補給のため、国後(くなしり)に上陸した後、日本の守備隊によって、数名の部下とともに捕虜となりました。

一行が捕虜となった背景は、フブォストフ大尉の独断による日本人集落への襲撃からくるロシア人への敵対心があった、とゴローニンは記しています。

監禁生活と厳しい尋問のなかで、ゴローニンは「日本人は世界で最も残忍な野蛮人」と考えていたが、護送兵や平和な住人の態度から、次第に日本人を見る眼が変わっていきます。

「ヨーロッパ人が野蛮人と読んでいる平和な住民たちの寛容さをつぶさに経験した陸岸は、遙か彼方に遠ざかっていった」~函館での釈放を記した終章にはこう書かれています。

また第三部にあたる『ロシア士官の見た徳川日本』も出版されていますが、こちらは日本と日本人について語る内容です。

ゴローニンは、従来の西洋人のものとは異なる独自の日本人観を披露しています。
冒頭の言葉は、ゴローニンが日本人と接するなかで、その優秀さを実感したことを示すものです。

今回の震災後、黄氏が仰るように、海外メディアは、こぞって「日本人の美徳」を絶賛し、「日本政府のリーダーシップ」の無さを批難しました。

震災と原発被害という大きな国難を乗り越えるには、こんな時こそ、欧米諸国のように、強いリーダーシップを発揮する優れた指導者が現われてくれたらいいのにと、多くの国民は切実な思いで願ったと思います。

そういう思いにも関わらず、私達の期待は、大きく裏切られました。

我が国の政権担当者である民主党のドタバタ劇を見ると、もう、この国の政治家には、まともな人材が一人もいないのではないかと思いました。

ゴローニンが言うとおり、世界でも希な美徳を持った、尚且つ勤勉な日本人が、その上に、偉大な指導者を頂いたら、さぞかし、日本は最強国家になるだろうと一瞬思いました。

しかしながら、増田悦佐氏の『3.11に勝つ日本経済』を読むと、日本という国は、特殊な国であり、どうもそうではないようです。

増田氏によると、日本では、知的エリートがあまりにも程度が悪いから、一般大衆が賢いのだという結論になるのだそうです。

日本のような「真正大衆国家」には、強いリーダーシップを発揮する知的エリートなど要らないのだと!!!

もはや、日本の政治はとことん迷走し、国民を呆れさせ、国民の政治に対する信用は完全に失墜しました。

私は、税金だけは最低限収めてやるけれど、政府の役割は、国民に対して管理や規制が少なく、国民の経済活動を邪魔せず、国のインフラ整備や国家安全保障のみに機能するだけという「小さな政府」で十分だと、つくずく思いました。

消費税「10%」など、もっての他です


では、最後にドラッカー氏の言葉をご紹介します。

「ヨーロッパ絵画は幾何学的であり、中国絵画は代数的であり、日本絵画は位相数学的(トポロジカル)だ」

ピーター・ドラッカー(1909~2005)



日本の美の魅力に惹かれた外国人は数多い。
経営学の教祖というべき、ピーター・ドラッカーもその一人であり、日本美術の研究家でもありました。

初来日は1959年からで、日本がのコレクションでたびたび来日、1966年には日本から勲三等瑞宝賞を授与されています。

ドラッカーは日本について、「すべての文明、あるいは国の中で、日本だけは、目よりも、心で接することによって理解できる国である。」と語っています。(『ドラッカー名言集』)
いわゆる「以心伝心」です。

ドラッカーの先述の言葉の、「日本絵画は位相数学的(トポロジカル)だ」というトポロジーとは、連続性であり、「源氏物語絵巻」などの大和絵にも見られるものです。

ぎらぎらするような豪華絢爛、完全や完璧、幾何学的な対称性よりも、日本は「余白」「間」を好み、俳諧でいう「ほそみ」「わび」「しほり」です。

ドラッカーは明治維新とは「日本の西洋化」ではなく、「西洋の日本化」だとしました。
美や芸術についても、とくに鎌倉時代の後期には中国やアジア各地の優れた部分を取り入れながら、「日本的な完成品にしてしまった」と述べる(斎藤彰氏との対談「日本救出」)

日本社会は外国に開放的な時代の後に閉鎖するようなことを何度も繰り返し、海外から取り入れたものを変質させ、転化してきました。

それが日本の美であり、今日の世界が求めているのは、単に西洋を模倣しただけのまがい物の日本の美ではなく、日本的に転化した日本の美である、としています。(『すでに起った未来』ダイヤモンド社)

先述しましたが、この著書には、これでもか、これでもか、というくらい日本の国と日本人を賛美した外国人の言葉が多く集められています。

それを一つずつ丁寧に読むと、日本人の国民性は、古代から現代に至るまで大きく変りがないことを強く思いました。

万年、海外メディアに追随し続ける、わが国のマスゴミから、我が国民は、卑屈なまでに貶められた報道をされていますが、私達は、そんな劣悪な報道に騙されず、もっと日本人として誇りを持つべきではないかと思います。

最近は、海外に留学する若い日本人の数が減ったという報道も有りますが、それほど日本の生活は、清潔で快適で、デフレで物の値段も安いです。
若い人が海外に出たくないという気持ちもよく分かります。


ドラッカーが指摘した、江戸時代の「鎖国」で日本文化の美の極みを達した我が国の歴史を振返ると、今一度、この快適な国を、数十年ほどでいいから、鎖国してみたいという欲求にかられるのです。

また、「強欲資本主義」に、国のエリートが魂を奪われた欧米諸国や中国、または、その他の国の惨状を見るにつれ、一部のエリートが大衆の利益を奪い貪っている醜い姿に呆れ果てます。

彼等の貪欲さが自国に留まらず、その食指が、これ以上、我が国に及ぶことを恐れるが故に、

「暫く、日本を放っておいてくれ!」という気持ちになるのは私だけでしょうか!?

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