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南シナ海 中国封じに対抗力結集を

Category: 中国  

南シナ海 中国封じに対抗力結集を


2011.6.7

南シナ海で、中国が一方的な領有権主張に基づく実力行使を強めている。東シナ海に尖閣諸島など固有の領土を抱える日本は、露骨な動きを注視すべきだ。

 海上交通の要衝で天然ガスや石油資源が豊富な南シナ海では、中国、台湾とベトナム、フィリピン、マレーシア、ブルネイの東南アジア諸国連合(ASEAN)4カ国が領有権を主張している。だが、経済力と軍事力を背景に中国が実効支配を進め、国際社会が強い関心を寄せ始めた。

 先月下旬、ベトナムが排他的経済水域(EEZ)内とする海域で調査活動を行っていた同国の探査船の調査用ケーブルが中国監視船によって切断された。また、南沙諸島沖合では中国艦船がベトナム漁船に対し、自動小銃で威嚇発砲したという。

 一方、フィリピン外務省は先月末、南沙諸島周辺で中国の海洋調査船などが「領海を侵犯し、鉄柱やブイの設置を始めた」と訴えている。

 ケーブル切断などについてベトナムは「重大な主権侵害」などと抗議したが、中国側は「正常な監視活動」などと一蹴した。南シナ海問題で中国が唱える「平和的な解決」とは程遠い姿勢である。

 今月5日までの3日間、日米を含む30カ国以上の国防・防衛閣僚が出席してシンガポールで開催されたアジア安全保障会議で、中国の梁光烈国防相は「中国の軍事力近代化は防衛の範囲内」「南シナ海の状況は安定している」などと述べた。覇権主義的な行動を正当化する相変わらずの発言だ。

 安保会議でベトナムのフン・クアン・タイン国防相は「発言を実際の行動で示してもらいたい」と反論した。フィリピンのガズミン国防相も中国の南沙諸島での新建造物設置について「ASEANと中国との合意違反」と厳しく批判した。当然である。

 南シナ海での紛争を平和的に解決する「行動宣言」を拘束力のある「行動規範」に格上げする必要がある。そのためにも多国間協議の場を活用したい。

 ゲーツ米国防長官はアジア太平洋地域における米軍のプレゼンスについて「5年後も今と同じ状況にある」と中国に警告した。

 東日本大震災での「トモダチ作戦」で立証された日米同盟をフル活用し、南シナ海から東シナ海の安定につなげるべきだ。

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