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天武天皇 帝紀編修の詔

Category: 日出処ノ天子  

天武天皇 帝紀編修の詔


天武天皇「帝紀編修の詔」は,古事記の序 第2段にある.

そもそも古事記の序とは,太安萬侶が和銅5年に完成した古事記を元明天皇に奏上する際の上表文を「序」としたものである.

「帝紀編修の詔」から,我が国の極古い時代において,言い伝えが政治の源を成していたことが分かる.

そして,『歴史』とは”肇国の理想を後世に伝えよう”とした結果であるのならば,言い伝えもまた歴史であり,その意味で神話もまた歴史である,



真福寺本古事記

帝紀編修の詔 (古事記 序)

朕聞く.諸家の賷(もたら)すところの帝紀および本辭,すでに正實に違ひ,多く虚僞を加ふ,と.今の時に當りて,その失を改めずんば,未だ幾年を經ずして,その旨滅びむとす.これ乃ち邦家(ほうか)の經緯,王化の鴻基(こうき)なり.故に惟(こ)れ帝紀を撰録し舊辭を討覈して,僞を削り實を定め,後葉(こうよう)に流(つた)へむと欲す.

  • 賷(もたら)す・・・伝来する,保存する
  • 帝紀・・・帝皇の日継,歴代天皇の記録
  • 本辭・・・代々の舊事の記録
  • 經緯・・・縦糸と横糸,即ち國家の組織
  • 鴻基・・・鴻とは雁の大きなもので,支那では天子の仕事を鴻業という.天皇が天下を統治遊ばされる基.
  • 撰録・・・選び記す
  • 舊辭・・・上古の諸事
  • 討覈・・・深く事実を調べ考究すること
  • 後葉・・・後の世,後代

※”それぞれの家に伝わっている言い伝え”が全く事実と違ったことや嘘が加えられているので,これを正さないと本当のところが失われてしまう.とある.

”それぞれの家に伝わっている言い伝え”とは,我が国の縦糸と横糸をなすもの,すなわち国家形成の重要な要素であり,天皇統治の基がここにある.と書かれている.

※だから本当のところを確定して,正しいものを後代に伝える.という詔である.

※ ,であるからこそ「古事記」は言い伝えを一本のストーリーとして書いているという特徴があるのかもしれない.

※ 対して「日本書紀」は,複数の説があれば書を並べて書いているという特徴がある.

邦家經緯 王化鴻基

”それぞれの家に伝わっている言い伝え帝紀および本辭) 国家形成の重要な要素であり,天皇統治の基だと述べている.

帝紀および本辭とは,帝皇の日継歴代天皇の記録代々の旧事の記録と説明されている.

つまり,

『邦家經緯 王化鴻基(国家形成の重要な要素・天皇統治の基)』とは,【祭】・【政】・【教】に淵源がある,ということができる.

※※今我が国は,戦後GHQの教育によって歴史が違われた状態になっている.

今,これを正さないと,日本は内部崩壊してしまうのではないか.

皇祖等騰極之次第 (日本書紀持統二年)

天武天皇が崩御され,葬るとき

直廣肆當摩眞人智德,奉誄皇祖等之騰極次第.禮也.古云日嗣也.

直廣肆當摩眞人智德,皇祖等の騰極の次第を誄奉る.禮なり.古には日嗣と云す.)

とある.

  • 騰極・・・即位すること
  • 誄(しのびこと)・・・死者の生前の功徳をたたえて、その死を悲しむこと.

※皇室の祖先が代々即位してきた歴史を誄(しのびこと)として奉った.これを「日嗣」という.

と書いてあるようだ.

※『皇祖等騰極之次第』=『日嗣』=『帝紀』

「天津日継(あまつひつぎ)」については,

以前紹介した,三大神勅「天壌無窮の神勅」

寶祚(あまつひつぎ)のさかえまさむこと

とある.

http://www.facebook.com/notes/新潟みことのり勉強会/三大神勅第2回詔勉強会/118631304884851

※「日嗣」とは天照大神の子孫が「日」の霊を継いでいくことであり,皇位の継承を指す.

※つまり,古事記に書かれている神話や言い伝え・歴史が,皇位の継承に直結している,ということを示している.

※「歴史=国家の根幹」 ということではないだろうか.

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