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今日ボクが見た風景

中国の地方庁舎爆破した男、不正横行への怒り「引き金」

Category: 中国  

中国の地方庁舎爆破した男、不正横行への怒り「引き金」

2011.5.30

中国江西省で5月26日、地元政府庁舎など3カ所で連続爆破事件が発生、少なくとも3人が死亡した。死者の1人で自爆したとみられる容疑者の男は、再開発などのため十分な補償もなく地元政府に自宅を取り壊されたとして、長年にわたり抗議活動を続けていた。

 各地で開発が進む中国。強引な立ち退きが住民の反発を招き、土地開発業者と地方政府が癒着しているとの指摘も多い。不正に怒りを募らせた末の今回の犯行に、地元では同情の声も広がっていた。



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地元政府庁舎爆破のあおりで黒こげになった自動車。

強制的な立ち退きと不正疑惑に対する住民の怒りが背景にある=26日、撫州(AP)


立ち退きに10年間抗議


 4階まで窓が割れた政府庁舎。黒く焦げた壁が爆発の大きさを物語る。省都・南昌から高速道路で約2時間の撫州市臨川区の現場では、28日も車の破片などの撤去作業が続いていた。カメラを向けると警戒中の警官が「撮るな」と怒鳴った。

 3カ所に大量の爆発物を仕掛けたとされる銭明奇容疑者(52)の古びたコンクリート造りの家は、政府庁舎から車で約10分の距離にあった。

 「(容疑者は)最近、ずっと暗い顔をしていた」と近所の女性。「10年間も政府に抗議しているのに報われなくて」

 香港紙が伝えた容疑者の知人の話では、再開発に伴う銭容疑者宅の強制撤去は2度にわたる。1995年に続く2度目は2002年に起きた。50万元(約620万円)をかけて建てた家は取り壊され、補償はその半額程度。妻は抵抗した際に暴力を振るわれた。


抗議を始めた銭容疑者は、地元政府ではらちが明かず、北京の中央政府へも陳情に訪れていたとみられる。妻は数年前に病死し、子どもは既に独立している。

 容疑者はインターネット上の書き込みで、地元政府幹部の立ち退き補償金の横領疑惑にも触れた。犯行の直接の引き金は不明だが「行動で正義を取り戻す」と書き込んでいた。


地元住民「気持ち分かる」


 銭容疑者が住んでいた町は、もともと水田が広がる農村地帯。だが、住民によると数年前に策定された開発計画に基づき、立ち退きが断続的に行われている。大通り沿いには建設中のビルが目立つ。

 数年前に親戚(しんせき)が立ち退きに遭った男性は「30万元の価値がある家だったのに、20万元しか補償されなかった。犯罪は支持しないが(銭容疑者の)気持ちはよく分かる」と話す。

 地元の運転手は「住民から取り上げた土地の価格は、再開発されたら何十倍にもなる。その差額はどこへ消えるのか。こんな不公正があるのだから(今回のような)事件が起きて当然だ」と憤った。

 (中国江西省撫州 共同/SANKEI EXPRESS




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