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今日ボクが見た風景

スペイン王国・ポルトガル王国

Category: 日本国民の心得  

*大航海時代 

 イグナチウス・ロヨラ(イエズス会の創設者)「私の意図するところは、異端の地をことごとく征服する事である」…ローマ教皇パウロ3世は、聖人ロヨラの不撓不屈の信仰心を祝福した。

 バチカンは、異教徒を改宗させる事は神から与えられた神聖な使命であるとして、キリスト教国スペイン王国(1650年の人口900万人)とポルトガル王国(1600年の人口200万人)が武力占領し植民地とした異教徒非白人の土地を祝福した。

 キリスト教会は、異教徒によって占拠された絶対神が創造し祝福した土地を奪い返し、絶対神の教えに背く異教徒を焼き殺す事は「正しい戦争」であると承認した。絶対神への信仰の証しとして、侵略戦争を「聖戦」として奨励したのである。

 カトリック教会は、非キリスト教世界を「唯一絶対神の真理」で生まれ変わらせる為に、崇高な普遍的価値観で「最後の審判」を実行した。そして、悔い改めた異教徒非白人には救世主キリストの御名によって「愛」の宗教を授け、奴隷の地位を与えた。「最後の審判」思想にもとずき、改宗を拒否する異教徒は人間ではないとして生きたまま焼き殺す事を許可し、地上をキリスト教徒で埋め尽くす為に異教徒を皆殺しにする事を承認した。

*キリスト教徒白人による、アステカとインカの征服 

 1493年 スペインとポルトガルは、世界を合法的に分割支配する為に、教皇アレクサンデル6世の仲裁を受け入れて、西側の分界線を画定するトルデシリャス条約を締結した。

 1494年 アレクサンデル6世の大勅書。それぞれの国が、開拓した航路と発見した土地の領有及び交易の占有権を与えた。それぞれの国と提携する修道会に、キリスト教布教の独占を認めた。

 1511年12月21日 ドミニコ会修道士アントニオ・ドミンゴは、ディエゴ・コロン副王(コロンブスの息子)に対して、スペイン人が植民地で続けている原住民に対する虐殺を弾劾した。「あなた方は一人残らず死罪の身です。……どうしてあなたがはこんなふうに彼等を弾圧し、へとへとになるまで扱き使うのですか。食べ物も与えず、病気を癒してやる事もしないで。その病気も、もとはと言えばあなた方が働かせすぎたからではありますんか。確かに彼等はあなた方のせいで死んだのでは無いかもしれません、もっと正確に言うなら、あなた方が直に命を奪ったのではないかもしれません、でも、あなた方は来る日も来る日も彼等に金を掘らしたのです。……いったい彼等は理性ある魂を与えられた存在ではないのでしょうか。あなた方には、彼等をあなた方自身の様に愛する義務が有るのではないのですか」

 1519年 コルテスは、600名の部下を連れてアステカ王国(人口500万人以上)を征服し、高度なアステカ文化を滅ぼし、「神の名」で虐殺と略奪を行った。

 1529年 スペインとポルトガルは、東インドをも分割し植民地化するべく、新たな分界線を画定する為にサラゴサ条約を結んだ。

 両国は、大量の黄金が眠る日本を分割し、植民地にして富を分け合う事に合意した。

 キリスト教会は、両国に対して、異教国日本をキリスト教化し、異教徒日本人を改宗して「神のしもべ(奴隷)」にする事を希望した。

 1533年 ピサロは180名の私兵を引き連れて、インカ帝国(人口1,000万人以上)を攻め、わずか30分程で5,000人以上の非暴力無抵抗のインディオを虐殺し、征服した。こうして、高度な文明を誇ったインカ帝国は滅亡した。彼等は、攻撃を開始する前に必ず「神の栄光」を讃える敬虔な祈りを捧げ、地上に「神の王国」を招来する為に占領した土地の一部を教会に寄進する事を誓った。

 強大な帝国を滅ぼす為に皇位をめぐる兄弟喧嘩を利用し、民族主義的愛国心を消滅させる為に家臣団の権力闘争を激化させて内部分裂を煽った。

 王国や王朝を滅ぼすには、強力な大軍を必要とはしない。なぜなら、如何なる国家も、外敵によって滅びるのではなく、国内の利権絡みの裏切り者、国益・公益より民益・私益を大事にする金儲けの亡者によって、いとも簡単に滅びたからである。

 布教活動を行った改宗ユダヤ人宣教師や修道士らは、民族宗教である太陽信仰を滅ぼしてキリスト教を普及する為に、皇帝アクワルパを改宗させてから「神の名」によって絞首刑にした。罪名は、普遍的絶対神への冒涜、偶像崇拝、一夫多妻(日本的に言うところの側室)、近親相姦(日本的に言うところの異母兄弟結婚)。もし、皇帝が民族宗教を守る為に改宗を拒めば、生きたままとろ火でじわじわと惨たらしく焼き殺されていた。

 キリスト教会は、地域的民族宗教を根絶するまで弾圧し、洗礼を受けて改宗しても民族宗教を捨て切れないインディオを、異端審問で有罪として生きたまま火あぶりにして虐殺した。改宗ユダヤ人宣教師は、資産を持つインディオに改宗を強制し、従わない者は家族諸共に宗教裁判にかけて生きたまま火炙りにして、その全財産を強奪して教会の資産とした。こうして、中南米大陸はキリスト教化され、自然神崇拝の伝統的民族宗教は抹消した。

 普遍宗教の一神教は、民族宗教の多神教を許さなかった。

 キリスト教徒白人は、信仰の証しとして征服した土地に僧院や教会を建設し、山に籠る異教徒を女子供に関係なく獣の様に狩り出して「文明」の名のもとに大虐殺した。

 キリスト教徒の奴隷商人は、改宗者した男を奴隷として死ぬまで鉱山で働かせ、改宗した女は性の奴隷・慰安婦として混血児を産ませ、子供は強制的に洗礼してキリスト教徒に改宗させてから奴隷とし売った。金鉱を掘り尽すや、次に白い黄金といわれる砂糖を生産する為に自然を破壊し、豊穣の大地をサトウキビ畑に変えて荒廃させた。金儲け至上主義の商人は、キリスト教会と協力して植民地から全ての富を略奪して巨万の財をなし、ゴージャスな中世ヨーロッパの繁栄の基礎を築いた。

 ヨーロッパ文明に負けないほどの、高度なインカ文明やアステカ文明を築いた誇り高き勇敢な戦士民族は、周辺民族と共に伝統的民族宗教を捨て、すすんで洗礼を受け入れて死滅した。この後、約80年間で3,000万人以上の異教徒インディオが地上から消え、南北アメリカ大陸は改宗インディオや混血児によってキリスト教化された。

 こうして、現代の中南米世界には混血児によるキリスト教支配国家のみが存在し、歴史的な人種・民族・部族は存在しない。

 大陸の世界常識とは、異質な敵は決して許さず、勢力を盛り返して復讐をさせない為に生かしてはおかなかった。敗れた人々は、異質を捨てて同化するか、異質を守る為に絶対服従を誓って奴隷として生きるか、さもなくば遙か遠くの不毛に近い荒れ野に逃れて生き長らえるかであった。征服地で異教徒非白人を大虐殺し、有色人種を家畜同様に扱って人身売買し、異教徒をキリスト教に改宗させ、非ヨーロッパ人を奴隷としてヨーロッパ文明に同化させ、キリスト教価値観を世界基準とする事を「必要悪」として許した。それが、「欧米諸国も植民地で良い事をした」論である。 

 植民地では、ヨーロッパから持ち込まれた天然痘やペストなどの疫病が蔓延した。白人は、人種差別から非白人を助けなかった為に1億人近くのインディオが死亡して労働不足に陥った。逆に、インディオの女子や美男子に対する抑制の効かない性欲で強姦を重ねた結果、梅毒などの性病がタバコや砂糖と共にヨーロッパに持ち込まれた。

 1552年 スペインの司教ラス・カサスは、『インディアスの破壊についての簡潔な報告』を本国の皇太子に送って、現地の惨状を訴えた。だが、利益を得て財を成す事を、原住民の命よりも優先した為に惨状が改善される事はなかった。ラサ・カサスは、インディオを重労働から解放する為に、アフリカから大量の黒人奴隷を移住させるべきだと提唱した。

 オーストリアのハプスブルク家からスペイン王家に養子に入ったカルロス1世は、アフリカ人を奴隷として強制連行する事を認めた。

 モンテスキュー「(黒人やモンゴロイドを)人間だと考えるのは、不可能である」(『法の精神』)

 キリスト教徒白人は、150年間、キリスト教会を利用して中南米で異教徒であるインディオ約6,000万人(一説には、1億人以上ともいう)を「神の御名」によって虐殺した。

   ・   ・   ・   

 スペインやポルトガルは、植民地の原住民から強奪した金銀財宝を、商船を使って本国に送っていた。

 イギリス、オランダ、フランスで公認された海賊が、財宝を積んだ商船を襲撃して、船員を虐殺して、高価な積み荷を略奪した。

 スペインとポルトガルは、商船を守る為に重装備で船足の速い帆船を大量に建造した。イギリスやオランダやフランスも、対抗して帆船の性能改善に取り組んだ。

 こうして、帆船の性能は格段に向上した。

 森林資源に余裕があったイギリス、フランス、オランダが、自国船保護を理由にして世界の海を分け合い、植民地を拡大して植民地帝国を築いた。

*スペインとポルトガルは、日本と中国に向かった。

 1549年 ザビエルは、日本に上陸し、天皇を改宗させて、日本をキリスト教国家に改造しようとした。

 ポルトガル商人は、日本を混乱させる為に、大量の武器を売って戦争を助長させた。彼らにとって、金になれば、異教徒日本人がどれだけ戦闘で死のうが関心はなかった。

 スペインは、日本を植民地にする為に、キリスト教徒日本人に武装させて利用しようとした。

 キリスト教会は、中国を教会領にし、その莫大な富を独占する為に日本の軍事力を利用しようとした。

 両国政府とキリスト教会は、日本にアステカやインカと同じ運命を押し付けようとした。日本人キリスト教徒や混血児は、天皇に代わる新たな支配階級になる為に、彼らの野望に協力していた。

 国際社会は、朝鮮を中国の一部と見なし、朝鮮を独立国家とみなさず、朝鮮に興味を持たなかった。 

*キリスト教徒白人商人による奴隷貿易。 

 ポルトガルとスペインは、虐殺と疫病で激減した労働力不足を補う為に、アフリカで黒人を狩り集めて奴隷としてアメリカ大陸に送って巨万の富を得た。奴隷を確保する為に、各地の集落を襲撃し、拒む者は焼き殺し、非暴力で抵抗せず従順に従う者は奴隷として連行した。途中で逃亡する者は、動物狩りの様に追い詰めて惨殺した。奴隷貿易で莫大な財をなしたのが、キリスト教徒である白人貿易商であり、セファルディ系改宗ユダヤ人奴隷商人と言われている。奴隷貿易は、砂糖と胡椒などの香辛料、金やダイヤモンドなどの貴金属に次ぐ利潤の大きな産業であった。

 キリスト教は、古代ローマにおいて奴隷階級や下層階層で信仰されていた関係で、極一部の宣教師や修道士は奴隷貿易と奴隷商人を批判した。だが、ユダヤ教の『旧約聖書』は、異教徒を奴隷として個人所有する事は神から許された聖なる権利と認めていた。キリスト教やイスラム教も、異教徒に対する奴隷と大虐殺を認める『旧約聖書』を聖典として敬っている。

 奴隷船の船倉に押し込められた奴隷の半数が、目的地に着くまでに病気となり、衰弱した奴隷は商品価値はないとしてゴミの様に生きたまま海に投棄された。奴隷貿易商人は、異教徒非白人を人ではなく動物以下の商品として扱った。アメリカで競売にかけられたアフリカ出身奴隷の数倍が、死亡もしくは殺害されたと言われている。奴隷として売買されたのは1,500万人以上といわれたが、アフリカから連れ出された正確な数は不明であり、奴隷狩りの途中で殺害された数も解らない。

 イギリス王国は、他国の貿易船が積み込んでいる高額な貴金属を強奪する為に、海賊を公認して商船を襲撃させた。他国の船員は、皆殺しにした。イギリスは、略奪した富を資本として活用して「近代資本主義」を誕生させた。

 新大陸から運ばれた大量の金や銀の貴金属は、貨幣に鋳造されて全ヨーロッパに流通した。だが、それを資本として経済基盤の強化に活用せず、計画なくゴージャスな人生を享楽し散財した為にスペインとポルトガルは衰退した。

 世界の普遍的都市文明は、自然を野蛮・未開・悪(悪魔)として破壊し征服する事によって栄えた。同時に、自然を信仰する民族的な自然信仰を邪悪な異教として滅ぼした。それが、大陸の人類史であり、普遍宗教の歴史である。    

 他国を征服する者にとって「戦争」とは、勝利する事により、合法的に敗戦国から富を搾取する最善の手段であった。

 何時の時代においても、勝者は自分に都合良く法をねじ曲げて、ありもしない普遍的価値観で敗者を懲罰裁判にかけ処刑した。世界史の常識として、敗者の有罪は最初から決まっていて、寛大な処置として無罪になる事はまずありえなかった。許されたのは、自分のみが助かる為に仲間・同胞を裏切った者だけである。非暴力で抵抗しない敗者を殺さず人権を認めず奴隷として扱うのが、勝者の温情である。

 第265代教皇ベネディクト16世「中南米にキリスト教がもたらされたのは、西欧人の強制によるものではない。先住民は、キリスト教を歓迎した」(2007年 ブラジルのサンパウロで開催された第5回ラテンアメリカ・カリブ司教協議会総会)

  

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