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日本人は何故温水洗浄便座を使うのか?

Category: ブログ  

日本人は何故温水洗浄便座を使うのか?


昔、僕の田舎の方のトイレでは古新聞紙が山積みになってそれを使っていました。多分、お尻は真っ黒になったのだろうと思います。

僕が1982年、まだソ連だった時代のモスクワのトイレに入ったらトイレットペーパーはごわごわのわら半紙でお尻の皮がむけそうなひどい品質でした。

トイレットペーパーの品質はどんどん向上しました。二枚重ねで柔らかいものが普及し、これだけでも時代の変化を感じ取ることが出来ますが、今、ほとんどの家、公共のトイレでは温水洗浄便座が使われています。

何故でしょう?いろいろ理由があるのは分かっていますが、それは販売会社の謳い文句で最終的にここまで普及したのには理由があるはずです。ソフトブレーンマネージメントの宋文洲社長は日本人の潔癖症ゆえ、と述べています。

この潔癖性と温水洗浄便座がどう結びつくか?多分、自分の手で処理しなくても良くボタンを押せばよいというところかと思います。

嫌なものには触れない、触らない、近づかない。これは近年の日本で急速に進んだと思います。

日本には80年代までやくざが蔓延っていました。が、警察の努力もあったと思いますが、やくざそのものが日本の社会に受け入れられなくなりました。これも潔癖さを求める日本の一例でしょうか。

食品の偽装が続き、食品の履歴が簡単にわかるようになりました。これは透明性を強化したものですが、結果として○○産の○○でないといや、という潔癖症を透明性を通じて確認しているということでしょうか?

こうしてみると日本人は選択肢を狭めているという気がするのです。

一定の品質と一定のブランドネームを持つものだけを「良」とし、残りははじかれてしまうのです。ここに大きな疑問がありませんか?

新しい挑戦者が新しいアイディアを提示したとしても受け入れられなくなりました。「オタクとは取引したこともないですから」。門戸をもっと広げてあげなくてはいけないのに逆にどんどん狭めているといったらよいのでしょうか?
知らないものには「触れない」の典型的な例だと思います。

日本の会社には組合というものがあります。奇妙な言い方をすると思うでしょう。なぜなら僕は組合員だったころ、組合員の恩恵を受けた記憶は無いからです。給与の昇給、ボーナスはいつも満額回答、労働条件は一向に改善されず…。

組合は経営側と喧嘩を恐れ、「経営側の状況を考えると組合として無理を言えず…」。要は組合そのものが面倒くさいものに関わりたくないという気持ちの表れなのです。組合活動なんて格好悪くて誰も近づかないのです。

僕はこういう日本を『純粋培養」と呼びたくなります。

ゴルフ場や公園の芝。日本の芝はすぐ痛むし、病気になりやすいのです。何故でしょう?公園は芝が傷むという理由で入れなくしていたり、ゴルフ場の芝は薬漬けでひ弱なのです。欧米の芝を見てください。強いですよ。なぜかというと芝は踏めば踏むほど強くなると言われるぐらい、環境にうまく適応できるのです。が、薬漬け、過保護な日本の芝はすぐダメになります。

日本が抱える弱さはこんなところにも原因があるかもしれません。子供が転んで膝から血を流しておろおろする親に病院に連れて行かれた子供達は踏まれても踏まれても立ち上がるガッツはあるのでしょうか?

泥まみれになって自分のプライドを捨て去ってまでも入魂できるような人がたくさん育って欲しいと思うのは、僕らちょっと昔の元気だった日本を知っている世代のつぶやきなのでしょうか?

日本人は何故温水洗浄便座を使うのか? - 外から見る日本、見られる日本人(2011年5月2日)
ここヘンJAPAN - 公式サイト
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