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子供達の明るい未来に向けた希望溢れる話が書きたかったのだが、残念ながら、世界は混沌の真っ只中にいるようだ。

中でも、米軍によるビンラディン殺害は、様々な波紋を呼んでいる。作戦遂行を事前にパキスタン政府に知らせなかったこと、ビンラディンの身柄を確保できであろうにも拘らず殺したこと、しかも子供の前で殺害したこと、遺体を水葬したこと、その遺体写真は公開されないこと、等等等々・・・・・・。オバマ大統領は、Justice(正義)の実現を声高に叫んでいるが、果たして本当にそう言い切れるのか、という声も聞こえてくる。

これらの報道・議論などを見ていて、殊更意識してしまうのが、日本との戦争との比較や言及だ。そもそも、9.11テロを説明するときには、パールハーバー襲撃以来の米国への攻撃という言い方が極めて一般的だ。そして、昨日、ボルダー米司法長官は、ビンラディンを殺害したことについて、「敵の指揮官を攻撃目標にすることは合法だ。例えば、第2次大戦中に山本五十六連合艦隊司令長官の搭乗機を撃墜した時も行った」と証言し、殺害が正当だったと強調したという。

また、水葬に関しては、「24時間以内に埋葬するというイスラムの教義を尊重し水葬した。土葬が原則なのは知っているが、引き取り手がなく、24時間以内に実施するためには止むを得なかった」と強弁しているようだが、実際には、土葬することで聖地化されることを避けたのだろうと言われている。そして、このことについては、第2次大戦後、死刑となった東条英機陸軍大将が、火葬された後に遺骨は粉砕され遺灰と共に航空機によって太平洋に投棄された、ことと同じだと解説する向きもある。

思えば、イラク戦争の正当化のためにも、アメリカは、戦争で日本を倒し民主化に成功したことを強調していたが、米国にとって日本との戦争は、まさに正義の戦いであり、世界の警察としての威信と正当性の証のようなものなのだ、ということをつくづく感じさせられる。これが正しいかどうかは別問題だが、歴史は戦争に勝った者が創るものであることも真実だ。

一方で、、日本人にとって、太平洋戦争は、早く忘れてしまいたい辛く悲惨な記憶なのかもしれないが、やはり、きちんと総括した上で、受け継いでいかなければならないのだと思う。今の時代を生きる大人に課せられた宿題を、一つづつしっかり片付けましょう。それが子供達に対する責任ですね。


日本は、アメリカと戦争していたんだな。 - マダム・リリー(2011年5月6日)
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