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原発停止ドミノに高まる懸念

Category: 政治  
定期検査後の再開に壁… 「国は説明不足」、原発停止ドミノに高まる懸念
2011.5.9

東京電力福島第1原発の事故、中部電力浜岡原発の停止要請受け入れと、国の原子力政策を根底から揺るがす事態が続いている。菅直人首相は「浜岡は特別なケース」とするが、これまで原発を受け入れてきた立地地域さえも「国は説明不足」と不信感を募らせ、定期検査などで停止している原発の運転再開に難色を示す。浜岡をきっかけに、原発の「停止ドミノ」の懸念が高まっている。

 「国は定期検査(定検)中の原発の再起動を認めるかについて、方針を明確にしていない。現時点では再起動は認められない」

 県内に14基の原発を抱え、「原発銀座」と呼ばれる福井県の西川一誠知事は厳しい姿勢を示す。

 定検は国のチェックを受けて通常は2~3カ月で終了、再起動にあたって地元の了解は法律上必要とされていない。

 だが、「この状況下で地元自治体の了承を得ずに運転再開できるわけがない」との見方は電力各社の一致したところだ。

 各社は電力需要が高まる夏場を避けて定検時期を調整してきたが、4月中に終了予定だった関西電力の美浜原発、高浜原発、大飯原発の各1号機(福井県)は、「運転再開の時期は未定。地元の理解を得ながら進めたい」(関電)といった状況だ。

 福島第1の事故で「安全神話」が崩れたところへ、突然襲った“浜岡ショック”。国は、事故を踏まえた各原発の緊急安全対策を「適切」と判断したが、心情的には原発の再稼働を一層難しくした。

 九州電力の真部利応社長は9日、定検で停止中の玄海原発2、3号機(佐賀県)の運転再開に向け、玄海町側に対策内容を説明したが、岸本英雄町長は「一定の評価をしている。町議会の特別委員会でも議論してもらい、それを踏まえて判断材料にしたい」と述べるにとどまり、再開の言質を与えなかった。


九電は再開遅れに備えて火力発電用の燃料節約のため、今月から中部電から40万キロワット程度の電力融通を受けており、浜岡の全面停止が現実化すれば夏の需要期に向けて融通を受けることも困難になる。「(火力用燃料が)7月上旬までもつと見越していたが厳しくなる」(真部社長)という。

 今後、年内に定検で14基が止まる見込みだが、冷却水の放射性物質濃度が上昇した日本原子力発電敦賀2号機(福井県)が7日に停止したように、不測の事態が起きない保証はない。

 電気事業連合会によると、平成22年3月時点で、国内の商業用原発の設備容量は計約4885万キロワット、発電設備全体に占める割合は20%。原発の再稼働に遅れが生じれば、全国の原発の9割超が一時的に停止する恐れさえ出てきている。

 四国電力伊方原発がある愛媛県の環境政策課は「電力供給県としての責任はあるが、安心安全の担保は譲れない」と話すなど、政府から決断を丸投げされた地元は苦悩を深めている。(原子力取材班)

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