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ビンラーディン殺害で「次は中国の番?」

Category: 中国  
ビンラーディン殺害で「次は中国の番?」
2011.5.8

国際テロ組織アルカーイダの指導者ウサマ・ビンラーディン容疑者が米国の特殊部隊に殺害されたことについて、中国外務省報道官は「国際テロ対策の重要な事件であり、積極的な進展だ」と評価しているが、中国国内のインターネットには、さまざまな反応があふれている。米国の軍事行動を支持する意見は少なく、同容疑者を英雄視するコメントや、米国とテロリストの両方を警戒しなければならないと強調する人もみられる。(北京、矢板明夫)

 香港系フェニックステレビ(鳳凰衛視)が運営するニュースサイトが2日から3日にかけて実施した世論調査では、約50万人の回答者のうち、ビンラーディン容疑者の殺害について「テロリストのボスが死んでうれしい」との反応を示した人は約19%だったのに対し、「反米闘士が亡くなって悲しい」との回答は約58%を占めた。結果は、一般市民と中国当局の認識の乖離(かいり)をはっきりと示す形となった。

 中国政府がこの件で米国を支持する背景には、国内に新疆ウイグル自治区の独立を求める反体制勢力を抱えているという事情がある。中国の警察当局は、対テロ戦との名目で、ビンラーディン容疑者と同じイスラム教徒である彼らをテロリストと決めつけて、厳しく弾圧している。

 しかし一方で、中国当局は自国民に対し、これまでの米国の世界戦略を覇権主義と長年宣伝してきた。このため、多くの中国人は米国による中東進出を「侵略」と認識しており、ビンラーディン容疑者が主導した対米テロは、「侵略者に対する反抗」と受け止められているようだ。同時に、中国自体も今日の国際社会において米国にいじめられているとの認識を持つ中国人が多いため、同容疑者を応援することにつながっているらしい。保守系サイト、毛沢東思想旗幟ネットなどでは最近、同容疑者の死去を弔う追悼文が多くアップされた。


中国の大手検索サイト「百度」で「本拉登(ビンラーディン容疑者の中国語表記) 英雄」を入力すると、約110万件がヒットする。中国のネットユーザーが持つ同容疑者のイメージをうかがわせる。

 一方、改革派知識人たちの間では、罪のない市民を虐殺するテロリストを支持するこうした中国のネット世論を危惧する意見もある。評論家、楊恒均氏は自身のブログで、ビンラーディン容疑者は米国人だけでなく、アラブ人も多く殺害していることなどを紹介し、テロリストの卑怯(ひきょう)さを強調したうえ、中国の若者に対し「米国を嫌うことは結構だが、ビンラーディンを好きになってはならない」と諭している。

 また、ビンラーディン容疑者殺害について、巨額な予算を投入し、長年追跡しつづけた米国の執念深さについて「サダム・フセインも殺された。どんなことがあっても米国を敵に回してはならない」といった意見や、「米国にとって最大の敵がいなくなったことで、次は中国の番になった。気をつけよう」といった書き込みもあった。

 米国が発表した「ビンラーディン容疑者殺害という事実」をそもそも信用していない人も多い。

 「偽物のビンラーディンを殺して、大々的に宣伝して世界に周知させれば、今後本物が出てきても偽物とみられてしまう巧妙な手口だ。再選をめざすオバマ大統領の陰謀に違いない」といった意見もあった。






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