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今日ボクが見た風景

複雑怪奇な食肉生産流通業界、あっと驚く事実数々

Category: 在日・パチンコ  

複雑怪奇な食肉生産流通業界、あっと驚く事実数々読んでいて何だか身の毛がよだつ感じ。

腹が立つというより絶望的な気分になってしまう。出来るだけ原文のまま抜粋紹介をする。

抜粋:
  1. 肉の流通は複雑怪奇である。あまりに複雑で、その全容を把握している人は、日本にだれ一人としていない。農水省の各種統計は、世界的に極めて高い水準にあるが、食肉流通に関してだけは落第である。結局、役所のみならず、業界のだれに聞いてもよくわからないということがあまりに多すぎるのだ。
  2. 流通経路を図示したものがこの図であるが(省略)、ここのところ(書かれた当時)牛肉の四分の一は輸入牛肉である。正規流通の輸入牛肉は卸値で100グラム100円、小売価格で170円前後なのだが、そんな安い牛肉俄然牛肉流通量の四分の一もあるはずがないというのが、消費者の実感だろう。現実には小売の末端で国産の牛肉に化けているのである(ちなみに馬肉はほぼ100%輸入馬肉であるが、地方に行くと土地の特産物として馬刺しが供されていたりする)。
  3. 輸入肉は国産肉よりはるかに安いので国産肉と混肉すれば、小売は相当のマージンを稼ぐことができる。米の小売業者が混米で稼ぐように、肉屋も混肉で稼ぐのである。
  4. 畜産振興事業団が調整金を取らずに、もっと安く肉を放出すれば輸入肉がもっと安くなるはずだという議論があるが、それは誤りで、そんなことをしても、放出割当権者、買参権者の差益をふやすだけに終わる。
  5. 牛肉の価格を下げるのに一番の近道は、遠回りのように見えても、国産牛肉の生産をもっと合理化してその価格を下げることである。
  6. 昭和30年には、牛肉は豚肉より安く、鶏肉と変わらなかった。そして量的にも牛肉が一番豊富であった。ところがその後鶏肉は物価の優等生として推移し、現在も国際水準と比較して遜色のない水準にあるのに対し、牛肉価格はひたすらに上昇の一途をたどり、物価問題のガンになってしまった。供給量においても最低になってしまった。
  7. 何がこのちがいをもたらしたのか。最大の要因は生産性の問題である。30年と55年をくらべると、鶏は30年には450万戸の農家が4500万羽を飼育していたのが、いまでは採卵鶏が28万戸が1億6600万羽、ブロイラーは1万戸が1億1600万羽飼育しており、一戸あたりでいうと、肉鶏では1000倍以上の生産性向上がみられる。
  8. 豚についても同期間に30倍の能率向上がみられる。
  9. それに対して肉牛はどうか。30年に230万戸が260万頭を飼育していたが、いまは40万戸で200万頭の飼育にとどまっており、一戸あたり4.3倍に増えただけである。
  10. かつては豚肉よりもはるかに安く、鶏肉の値段と並んでいた牛肉価格だけが、ひたすら上昇を続け、生産者価格で豚肉の倍、鶏肉の4倍ということになってしまったのである。(鶏肉、豚肉の価格低下は商社、農協系列組織などのインテグレーションによる厳しい競争のおかげだ。)
  11. このため、牛肉の輸入量が増え始める。しかし輸入牛肉は国産牛肉にくらべ安すぎるため、どうしても利権問題となる。その“うま味”分は、流通各段階に残る分もあるが多くは畜産振興事業団の調整金として吸い取られる。これは畜産振興事業の(場当たり主義に基ずく)助成金として生産者に配分されるが、ここでもこの助成金の配分が利権の対象となる。
  12. この配分権を握るのが、事業団と農水省の畜産局である。これは国会の議決が必要な一般予算とは異なり、実質的には畜産局が配分権を持ち、大蔵省に煩わされることがない第二の予算となっている。その配分には予算の配分以上に政治家が介入する。配分の受け皿のための団体の数々知れず。原資は肉を買うときに消費者が(余分に)払っているお金である。
  13. 日本の和牛生産が高コストである主要な原因は、一つに子牛生産が小規模高コストなこと、もう一つは肥育頭数の規模が小さく生産性が低いこと、そしてなにより大きな原因として、生産者の上もの指向による長期肥育である。
  14. しかし、この長期肥育が儲かるというのも幻想錯覚でしかない。何ヶ月も牛の成長が止まったあとでも飼料を与え続けることにより、飼料コスト労働コストが膨れあがるにかかわらず、首尾よく上規格に合格する牛は1割。現実にはコストをかけたにもかかわらず9割が落第。この馬鹿げた費用を消費者が払っている。
  15. 全農の食肉流通への進出と販売力はまだ弱い。でも「全農さんには有利な点が一つある。それは輸入肉が大量にはいるということです。我々加工メーカーだからということで冷凍肉と煮沸肉しか手に入らないが、全農には冷凍肉ばかりでなく良質のチルド肉も大量に入る。それを抱き合わせて販売促進に役立ているようですよ」と加工メーカーは言う。実際全農は輸入肉の扱い業者としては最大手の一つと数えられている。
  16. 農協系のAコープでは安い輸入牛肉が売られている。高い国産牛肉の生産者が安い輸入牛肉を買って食べて輸入反対を叫ぶというのは、何とも奇妙である。
  17. 実際、一般の食肉加工品の品質はかなりひどい。ハムなどは、豚肉に注射針で味付けのピックル液を大量に(重量比で肉の三割、四割は当たり前、ひどいときは七割も)ぶち込み、それをマッサージ器にかけ浸透させ、入れすぎたピックル液が肉と分離しないように結着剤の重リン酸塩を加え、増量剤として大豆タンパク、カゼイン、脱脂粉乳などを「調味料」の名目で加え、場合によってはJAS規格を通すために検査用の製品を別に作るということまで行われるという。
  18. だいたいこのJAS規格自体ひどいもので、ハムというものは本来塩漬け肉だから、生肉より水分が減らなければならないのに、生肉で52.5%のあるロース肉を使用したロースハムの水分基準がなんと「65%以下」なのだ。ロース肉100グラムに36グラムの水を加えなければ65%の水分とはならない。これでは農水省がハムに水をぶち込むことを奨励しているようなものだ。

いやはや、開いた口がふさがらないというのはこのこと。いくら消費者が安い輸入牛肉を買っても、きっちり差益が農村に流れるという仕組み。いったい何を食べればいいのだ。絶望的な気分になる。日本の農村利権集団にボラれないためには、きっちりした輸入ルートを持っている吉野家で肉を食べるしかないな。

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