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北朝鮮の核施設放射能汚染が深刻

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北朝鮮の核施設のほうが放射能汚染が深刻?科学者の皮膚はむけ…
2011.5.5

【今回のなぜ?】北朝鮮の核施設のほうが福島第1原子力発電所よりも放射能汚染が深刻?

 【解説】北朝鮮には首都、平壌から約90キロ北上した寧辺(読み方は韓国ではヨンビョン、北朝鮮ではニョンビョン)に核開発疑惑でたびたび国際社会から非難されている核施設があります。

 北朝鮮がソ連(当時)の協力の下、核開発をスタートさせたのは1950年代とみられます。寧辺には60年代から核施設が建設され始め、80年代に核開発を本格化させました。

 寧辺には研究用原子炉、5メガワットの原子炉のほか、使用済み核燃料棒から核兵器の原料となるプルトニウムを抽出するための再処理施設など、核開発に必要な施設がほぼそろっています。

 大量破壊兵器といった軍事情報などを提供している米国のシンクタンク「グローバル・セキュリティー」によると、寧辺の核施設では約2000人のスタッフが働いているとされます。韓国紙はさらに多くの従事者を推定し、約200人の科学者を含む約3000人と報じています。

 韓国紙、朝鮮日報の電子版(4月19日)で紹介された韓国に渡った脱北女性の自叙伝には、寧辺の核施設の恐ろしい放射能汚染の実態が載せられています。この女性の夫は80年代から寧辺の核施設で働いたそうです。女性は著書の中で、夫について「皮膚はむけて白い生肌がむき出しになり、歯が抜け40代で入れ歯をしていた。肝硬変も悪化した」と証言しています。

朝鮮日報によると、「寧辺の放射能汚染は驚くべきレベルだろう」(韓国政府当局者)「放射能で皮膚がむけるほどなら、年間50ミリシーベルト以上の放射線を浴びていたはずだ」(韓国・漢陽大原子力工学科教授)ということです。さらにこの教授は、使用済み核燃料棒の冷却水や再処理を終えた核燃料棒など高濃度の放射性廃棄物に、防護装備を十分にしないで危険な状態で触れていた可能性があると指摘しています。また寧辺の科学者たちは脱毛や吐き気、めまいを訴えるケースが多く、北朝鮮の高官たちは、海外の要人たちを寧辺の核施設に案内する任務を最も敬遠するそうです。

 韓国の統一省が、金正日総書記の現地視察に関する北朝鮮の公的メディアの報道を分析したところ、2000年6月以降、金総書記は寧辺地域に一度も足を踏み入れていないということです。金総書記が放射能汚染を恐れて寧辺に近づかないということは十分に考えられます。

 福島第1原発の事故でも、放射能汚染は大きな問題になっています。東電は、復旧に当たる作業員の被ばく放射線量を随時計測しながら、健康被害が出ないよう細心の注意を払っています。東電が4月23日に行った記者会見では「被ばく放射線量が100ミリシーベルトを超えた作業員が30人になった」と悲痛な叫びにも近い報告をしました。

 日本の場合は、原発の作業員に認められる放射線量の限度は、もともと年間100ミリシーベルトでした。今回の事故に限り、250ミリシーベルトまで引き上げられましたが、さらに上限を引き上げることが検討されています。国際基準では、緊急作業の場合は、年間500ミリシーベルトまで認められています。ちなみに防護服など被ばくを防ぐものを身につけていない一般の人の年間許容放射線量は1ミリシーベルトです。

一方、北朝鮮の核施設ではこうした安全基準はどうなっているのでしょうか?北朝鮮は74年に、原子力のお目付け役である国際原子力機関(IAEA)に加盟しました。IAEAは、原子力を勝手に核兵器などに軍事転用していないかを監視し、原発が安全に稼働できるようサポートしている国際機関です。米国など核保有国を除く加盟国は、原子力が安全で平和裏に利用されていることを証明するためIAEAの査察を受けなければいけません。

 北朝鮮は核開発疑惑で国際社会から孤立した94年、IAEAから脱退しました。その後、北朝鮮の核をめぐる6カ国協議の合意に基づき、IAEA要員が2007年7月から寧辺に滞在し、核施設を監視していました。しかし北朝鮮は09年4月に再び対北制裁を強める国際社会に反発し、寧辺からIAEAの要員を追い出し、核兵器を開発できないように取り付けていた核施設の封印を解除し、モニター・カメラの向きも変え、IAEAが監視できないようにしてしまいました。

 ですから、現在、寧辺の核施設は北朝鮮独自の安全基準で稼働されており、しかもIAEAをはじめ外部の人間が施設に近づくことは極めて困難ですので、放射能汚染がどのくらい深刻なのかを実際に把握することはできない状態です。北朝鮮の放射能汚染の影響を大きく受ける可能性がある隣国、韓国では北の核施設に対する脅威論が高まっています。(外信部 水沼啓子)

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